TOPへTOPへ

ブログ

定期検診≠美容院?

 いきなりですが、美容院って1年に何回行きますか?(理髪店も含む)

 頻繁な方だと3〜4週間に1度という方もいらっしゃいますよね。ちなみに、自分達のことにはちょっとずぼらな院長も副院長も、清潔感と身だしなみを意識して最低1ヶ月に1度は行くようにしています。(無理な時もある)
 
 もうじき年度も変わりますから、入学や就職、また新たなことにチャレンジするためのイメチェンも含めて、これから行く予定の方も多いのではないでしょうか?気分もスッキリ!春も近づいていますし、いいですよね。

 でもここで1つ考えてください。美容院の施術でメインとなる洗髪、カット、カラー。これらは美容院でなくても、ご自宅でできますよね。何なら物によっては値段も安くお手頃。予約も取る必要もないし、自分の都合でいつでも行える。けれど皆さんは、わざわざお金も払って予約も取って、それで美容院に通いますよね。いや予約なしでもわざわざそのお店に足を運んで施術を受けるわけです。

 それってなぜでしょう?

 仲のいい美容師さんと楽しくお話ししたい、雰囲気いい感じのお店でリフレッシュしたいなどもあるかもしれませんが、1番の理由は美容師さん達による専門的な施術を受けたいからですよね。先ほど言った通り、上記の施術はセルフで行えますが、それらが全部美容師さんと同じくらい上手に出来るかはわかりませんし、毎日頭を洗ってるとは言え、すみずみまでちゃんと洗えているかは自分だけではわかりません。

 そういうわけで、私たちは年に何度かは美容院へと向かうわけです。

 え?このブログ、ホットペッパービューティ?歯医者さんのブログじゃなかったっけ?
 ここまできて歯の話が1ミリも出ないじゃないと思い、ブラウザバックを検討しているそこのあなた。本題はここからです。

 では話題を変えます。
 歯の定期検診はどうでしょう?皆さん、どのくらいの頻度で通っていますか?

 こう聞かれると案外言葉に詰まる方が多いんですよね。そうなんです。美容院には行くけれど、歯医者はそんなに痛くなったりしないから、行ってないという方は非常に多いのです。

 そりゃそうです。美容と治療は全然違いますし!……でも、似ているところも多いのです。

 この例え話、秀逸〜!!思ったのは2019年札幌で開催された口腔外科学会のとあるシンポジウムでのことでした。登壇してお話をされたのは、現在もMRONJ(薬剤関連顎骨壊死)治療の第一線でお仕事をされている兵庫医科大学病院の岸本 裕充先生
(※このMRONJという病気については追ってまたブログを書きますので今回詳細は割愛いたします。岸本先生本当にごめんなさい)

 岸本先生はこの講演で、隠れた疾患を発見・予防するためには患者さんがいかに歯医者に通院してくれるかが重要というお話をされていました。しかし、歯科医院を含め病院という機関は皆さんにとって“できれば通いたくないところ”そんな患者さんの意識を、少しでも前向きなものに変えられたらーー。

 そういう思いで岸本先生は担当している患者さんに「毎日自分で髪を洗ってはいるけど、それでも美容院には行くでしょ?歯医者さんも似ています。歯を磨くことは自分でできますよね。でも上手にできてるかはわからない。それをチェックしてもらうために、定期検診を利用してください」とお伝えしているそうです。おかげで患者さんの中での通院へのハードルはやや下がった(かも?)とのことでした。

 当時このお話を聞いた私はビビビときました。いえ、座り過ぎの坐骨神経痛とかではないです。
 定期検診は疾患の発見・予防が目的とよく言われますが、これだけだとなんだか小難しい話っぽく聞こえますし、これを見てよし歯医者行こう!ってなる人は実際少ないと思います。

 けど、こうして身近にあるもの(今回は美容院)と比較するのは患者さんにとってもわかりやすいのではないかなと思います。もちろん先述した通り、美容と医療は違います。だからタイトルにも≠を添えているわけです。でも定期検診を利用するきっかけ作りとしてはいいんじゃないかな?と思います。

 美容院、ネイル、眉毛脱毛エトセトラ。年に数回は訪れるところの1つに、歯医者さんの定期検診も加えてみてはいかがでしょうか?

 季節は3月。新年度を迎えるために定期検診で歯をクリーニング、治療が必要な部分はしっかり治して、新しい春を迎えませんか?
 もうすぐ春休みのお子さんがいる方、新学期で行われる歯科検診でお子さんがチェック項目に引っかからないよう、1度当院でチェックを受けてみませんか?

 このブログを読んでくださった方の中で、歯医者さんへ行くことのハードルが少しでも下がったのであれば幸いです。


 そして実は、開業から本日で1ヶ月を迎えました。こうして無事にここまで来れたのはスタッフをはじめ、みなさんの支えがあってこそです。この場をお借りして感謝申し上げます。